僕の最後の催眠術の話を聞いてください




 いつもすいません。これが最後なのでもう一度だけ僕の催眠術の話を聞いてください。

 僕が生徒会室で友梨ちゃんに催眠をかけて、その横顔をみながらオナニーして射精してしまったあの日から僕はますます友梨ちゃんのことが好きでどうしようもなくなってしまいました。

 時間が経てば少しずつでも忘れていけるのではと思いましたが、かえって想いはつのるばかりです。

 僕は本当に苦しくなって、もう死んでしまいたいと思うまでになりました。

 だって告白しても振られるのはわかりきっているのです。

 それでも僕の心はますます彼女への想いで満たされていってしまう。

 このままではどうしようもなくなって、もう何もする気力もなくなってしまうと思った僕は振られるとわかっていてもやはり友梨ちゃんに最後の宣告をしてもらおうと決心しました。

 たとえ友梨ちゃんに嫌われてもはっきりダメと言われることで、心は傷ついてもあきらめがついてまた別の道を歩いていけるかもしれないとそう思ったからです。

 友梨ちゃんならきっと態度をあいまいにせずにはっきりと答えてくれるだろうということもわかっています。

 僕は怖かったけど思い切って彼女を生徒会室によびだしました。

 その日の放課後は誰も部屋には来ないということはちゃんと調べてあります。

 話があるから、と友梨ちゃんに告げると、僕の想いなんか知りもせずに彼女は「ふうん、明日の放課後ね。わかった、行くから」と何の疑問も抱かずに承諾しました。


 そしてその日。僕がどきどきしながら待っているとドアを開けていつものように友梨ちゃんが入ってきます。

 「うーっす、ああ先に来てたんだ。ねえ、話って何?」

 何の前置きもなくいきなり本題に入ってきたので僕はしどろもどろになってしまいました。

 「その、話というのは。まあ、斉藤への懺悔というか、あの、怒らないで聞いてほしいっていうか、でもまあ怒られても仕方ないかなっていうか、その…」

 「んん?何か話が見えないけど、私何か謝られるような事されたっけ?」

 僕はぼそぼそと話し始めます。最初に催眠を掛けた日のこと。

 僕の名前が「ご主人様」で彼女が「メスブタ」だったことを言うと彼女はぷっと吹き出しました。

 2度目の催眠の時、さすがに顔を見ながらオナニーしたとは言いにくいので、じーっと顔を見つめていやらしいことを想像してたとかいって少しごまかして話しました。

 「ごめん。本当に申し訳ないと思ってる。でも、これは斉藤がかわいいから、ついこうなっちゃったわけで、だから、その…」

 「で?あやまりたいってのはそれだけなの?」

 「え?あ、ああ、まあ…」

 「私の方はあんまりよく覚えてないんだけど…。それはそれとして、言葉の端々に私がかわいい、とか好きだとか何回も出てくるんだけど、それってもしかして告白してる…ってこと?」

 ここで言葉を濁したら、元の木阿弥です。覚悟を決めてはっきりといわなければなりません。

 「あ、ああ。斉藤のことが好きだ。つきあえるもんならつきあいたい。そう…思ってる。ダメなのはわかってるんだけどさ」

 友梨ちゃんが僕の顔を覗き込んできます。

 「ふうん…。ねえ、なんでダメだって思うわけ?」

 「だって、前に僕のことを男として見られないとか、言ってたし…」

 「はあ、君はいったい何年前の話をしているのよ。乙女心は日々変わっていくものなのよ」

 「え?」

 「ねえ、また私の気づかないうちに催眠かけたりしてる?」

 「いや、そんなことはしてないけど…」

 「じゃあ、なんでこんなにドキドキしてきちゃったんだろ…」

 「ええ?それってまさか斉藤も僕のこと…スキ…とか…」

 意外な展開に僕のほうもドキドキしてきます。もしかしたら…。

 「さあて、それはどうかなあ?」友梨ちゃんがイタズラっぽい表情で笑います。

 なんだ結局からかわれているのか。

 「なんだよ。僕が真剣に謝ってコクってるのに。からかうなよ」

 「おこらないでよ。からかってなんかないよ。……いきなりそんなこと言われて私だって自分の気持ちがよくわからなくなってきてるんだから。…そうだ、桜井、得意の催眠術かけなよ。そうすれば私の本心がわかるかもしれないよ」

 「え?」

 「うん、われながらいいアイディア。できるんでしょ?」

 「え?あ、うん」思いもかけない彼女の提案に、ただただどぎまぎしてまともに答えることもできません。

 「さ、私のほうの用意はいいからさ、始めなよ」

 彼女は椅子にきちんと座りなおして僕の催眠にかかるのを待っています。

 こうなったら、もうやけくそです。

 「わかったよ。そうまで言うなら…。行くぞ。さあ、目を閉じて…」

 僕の指示通り目を閉じる友梨ちゃん。表情は真顔です。

 ああ、かわいいなあ…。いや、見とれてる場合じゃない。

 「いま、あなたはとても静かな気分です。おおきく息を吸って、はいて…。そう。僕があなたのおでこをちょん、と突くとすぐにあなたは深い催眠状態になる…」

 そういって指先でおでこを突いてやると友梨ちゃんは、くったりと失神しました。

 さて、催眠にはかけたもののいったいどうすればいいんでしょうか。

 いや、おじけづいている場合ではありません。もう覚悟ができたから告白までしたわけで、何を言われてもただ受け入れるのみです。

 「あなたはとても広い部屋の真ん中に座っています。まわりには誰もいません。気分はとっても安らいでいい気分です。誰もいないはずの部屋なのに、声が聞こえてきます。その声は神様の声です。あなたはその声に正直に答えなければなりません。神様に嘘をつくことは出来ないからです。わかりましたか?」

 友梨ちゃんがコクンとうなずく。

 「では、目を開けてもいいですよ。ここは誰もいない部屋の真ん中…」

 友梨ちゃんが目を開けました。僕の姿は見えていないようです。

 「おほん、えー、ああ、斉藤友梨、斉藤友梨だな」

 友梨ちゃんはすこし不思議そうに部屋を見回してから答えます。「はい」

 「私は神だ。これからお前に少し質問をするから正直に答えるように」

 言っときますが僕は大真面目です。

 「はい」友梨ちゃんはごく自然な表情です。

 多分これは演技ではないと思います。催眠がかかってないのならこの状況に笑いをこらえきれなくなるはずですから。

 「えーと、お前には今、カレシはいるのか?」

 「いいえ」

 「いままでに男とつきあったことは?」

 「あります」ドキ。

 「いつ?誰と」

 「1年の夏休みから、磐田クンとお付き合いしてました」

 磐田って、今年卒業した先輩じゃないか。知らなかった。

 「い、今でも付き合っているの…かな」やや声が震えてしまいます。

 「いいえ、冬ごろにはあまり会わなくなって、気が付いたら磐田クンは新しい彼女作ってたし、それでも私は何も思わなかったし」

 「あ、あ、そう」

 僕はいったい何を聞こうとしているのだろう。彼女の昔の男の話を聞いてどうするんだ。

 「えー、ごほん。あの…桜井クンが君のことを好きだということだが」

 「ええ、でも何で私のことなんか好きになったんでしょうね」

 「それはなんというか、斉藤はかわいいし、性格もいいし…」

 自分が神様だということを忘れてつい自分にもどってしまいました。

 「桜井がどう思ってるか知らないけど、私そんなにかわいくないですよ。10人並みっていうか、私よりかわいいコなんていっぱいいるのにね」

 そんなことはない、と思うんだけどなあ。

 「そ、それでお前は桜井クンのことをどう、思って…いるのかな?」

 「ううん、どうなのかなあ。わりといい感じだと思うことは思うんだけど。友達の中では結構人気もあるし、顔もかわいいし」

 かわいいって…そんなこと言われたこともないぞ。ちょっとうれしいけど。

 「でも地味っていうか、決め手にかけるというか…。なんか頼りないしほんとにちゃんと付き合えるのかなあって思って、あまり積極的にはなれないなあ」

 「彼は君のことがとても好きだって言ったんだろう?」

 「まあ…。でも何かボソっとどさくさにまぎれて言ったみたいなところもあるし、言われるまでそんなそぶりは見せたこともなかったし、どこまで本気なんだか、もう一つ伝わってこないというか」

 自分でも分かっていたけど、ほんとに僕って押しがよわいんだよなあ。

 「じゃあ、どうすれば…どうすれば彼とつきあってもいいと、思うのかな?」

 「アイツの本気が私に伝われば、もしかしたら好きになれるかも…しれないかな」

 ふう。僕はおもわずため息をついてしまいました。

 彼女の気持ちはよくわかりました。ここから先は僕の問題です。

 「じゃあ、これから3つ数えると君は催眠から目をさます。とてもいい気分で目覚めることが出来る。催眠中のことは何も覚えていない…」

 そして数十秒の逡巡の末、僕はスゥっと大きく息を吸い込んで、そして軽くふるえながら最後に暗示を付け加えました。

 「目が覚めたら、目の前にいる僕のことがスキでスキでたまらないことに気が付くよ。そして僕が君を愛していることがひしひしと感じられてとっても幸せな気分になる。では数を数えます。1、2、3…」


 それから僕たちはつきあいはじめたのです。

 ええ、交際は順調ですよ。休み時間でも昼休みでも少しでも時間があれば二人一緒にいて手を握って見つめあったりしてます。

 なんだか校内でも有名なラブラブカップルになってしまったみたいです。

 友梨ちゃん…友梨が僕のことを見つめながら言うんですよ。

 「うふふ、なんで桜井のこと、こんなに好きになっちゃったんだろ。もしかして私に何か、したんじゃないの?桜井クン」

 「な、何かってなんだよ。友梨は僕のこと嫌いになりたいのかよ」

 「そんなことないよ。もし魔法にかけられたのならずっとかけっ放しにしておいて欲しい。こんなに幸せなんだもん」

 そう言って僕の肩に頭を乗せてもたれかかる友梨。

 それがもうたまらなくかわいくてねえ…。

 あ、ねえ、どこ行くんですかあ、まだ話は終わってませんよう。

 ねえ、もうちょっと…僕の彼女の話を聞いてください。

 

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